【フィアット500X 試乗】フィアットらしい世界観のSUV…島崎七生人

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フィアット500X POP STAR
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なるほど単に顔を似せただけではなく、Cピラーが“前寄せ”だったりと、元のチンクのバランスをフォルムで体現している。だから『500L』(正規未導入)の肩のチカラの抜けた佇まいに較べ、グッと安定感、チンクらしさがあり、精悍にすら見えるルックスをしている。

内装も同様だ。基本は“チンク”とはまったく別物の4ドアのSUV。だが、ドライバーの目に入ってくるインパネ中央の3つのボタン(縁取りはクロームではなくマットのシルバーだが)など、現行『500』オーナーなら見慣れたデザイン。ボディ色を反映させたパネルも500ファミリーとひと目で判る。

カーナビは現状では他のフィアット車同様ポータブルを専用ステーで取り付けているが、その場所はドライバーの右手、Aピラー付け根部分。同ポータブルで未対応のバックカメラ画像は、インパネ中央のディスプレイ部に映し出す方式。全体として高級感より、サッパリ、スッキリとした居心地が感じられる室内空間となっている点がフィアットらしい。

フィアットらしいのは走りにもいえる。ステアリングフィール、乗り味、ロール、音・振動などすべて、神経を逆撫でしないオットリとしたタッチだからだ。とりわけ高速走行時のシトッとした乗り味、静粛性の高さは高級セダン並。1.4リットルターボ(140ps/23.5kgm)+6速デュアルクラッチは街中から高速走行までサラッと軽妙な走りを実現。100km/hは6速で2100rpmほどで、快適な巡航を楽しませてくれる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
《島崎七生人》

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