2015年のF1第14戦日本GP。注目の決勝レースが27日に鈴鹿サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝した。昨日までの曇り空から一転し、好天に恵まれた鈴鹿サーキット。2番手スタートだったハミルトンはポールポジションのニコ・ロズベルグ(メルセデス)とサイド・バイ・サイドのまま1コーナーへ。そのまま2コーナーまで勝負がもつれるが、ハミルトンが少し強引に前に出てトップへ。ロズベルグはそこでタイムロスを余儀なくされセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とバルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)の先行を許してしまう。最大のライバルが後方に沈んだ隙に、ハミルトンは徐々に後続を引き離しにかかっていく。16周目に1回目のピットストップを終えると、ミディアムタイヤでさらにペースアップ。25周を終えたところで12秒ものリードを築いてしまう。一方のロズベルグは17周目にボッタスをかわし3番手。その後も少しずつベッテルを追い詰め、2回目のピットストップで逆転を果たすが、彼の追い上げもここまで。ハミルトンが最終的に18.9秒まで差を広げ、今季8勝目のトップチェッカー。通算勝利数も41となり、あのアイルトン・セナに並び歴代4位タイとなった。2位にはロズベルグが入り、メルセデス勢にとってはベルギーGP以来のワン・ツーフィニッシュとなった。3位にはベッテルが入り、2009年から7年連続で鈴鹿での表彰台を獲得した。マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトンともに粘り強く走行するが、ライバルに抜かれるシーンもあるなど、厳しいレース展開。それでもトラブルなく最後まで走りきりアロンソが11位、バトンが16位でフィニッシュ。ホンダの凱旋レースでポイント獲得はならなかった。2015 F1日本GP 決勝結果1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)2.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)3.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)4.キミ・ライコネン(フェラーリ)5.バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)6.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)7.ロマン・グロージャン(ロータス)8.パストール・マルドナード(ロータス)9.カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)10.マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)・・11.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)16.ジェンソン・バトン(マクラーレン)