JR西日本岡山支社はこのほど、213系電車の改造車を使用する観光列車について、車両の名称を「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」にすることを決めた。2016年春から運行を開始する。
観光列車はJRの大型観光キャンペーン「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン(岡山DC)」にあわせ、瀬戸内エリアを中心とした広域観光の推進を目的に運行される。車両は今年5月、213系電車の改造車2両編成を使用することが発表されていた。
今回の発表によると、車体デザインのモチーフになっている「旅行鞄(トランク)」のフランス語を車両名称にした。JR西日本は「国内のみならず、海外のお客様にも認知いただける名称」としている。
車内にはサイクルスペースとサービスカウンターを設置。サイクルスペースは自転車などを組み立てた状態で搭載できるようにする。サービスカウンターでは、地域の特産品とコラボしたグッズや飲料などの販売を行う予定だ。
運行開始は2016年春の予定。当面は宇野線(宇野みなと線)の岡山~宇野間で運行される。列車名は『La Malle せとうち(ラ・マル せとうち)』とするが、列車の目的地や運行路線にあわせて変更する。JR西日本は「旅行鞄の名のとおり、列車の行先に応じて、道具の中身を積み替えて走る予定」としている。