ドイツの高級車メーカー、BMWが8月中旬、米国で開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」でワールドプレミアした『コンセプトM4 GTS』。同車の公式映像が、ネット上で公開されている。
同車は『M4クーペ』をベースに、さらなるパフォーマンスを追求したコンセプトカー。公道のみならず、サーキットで本領を発揮するよう、チューニングが施された。ハイライトは、いっそうの軽量化。CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)をボンネットに使用。フロントバンパーの開口部は広げられ、空気の流れを最適化し、フロントアクスルのリフトを抑える。
エアロダイナミクス性能も強化した。専用の大型リアウィングとフロントリップスポイラーは、カーボンファイバー製。タイヤはフロント265/35R19、リア285/30R20サイズのミシュラン「スポーツカップ2」。アルミホイールやリップスポイラーには、オレンジのアクセントが添えられた。
直噴3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンは、継続搭載。最大出力431ps/5500-7300rpm、最大トルク56.1kgm/1850-5500rpmを引き出す。ただし、コンセプトM4 GTSでは、エンジン燃焼室の温度が上がった時、水を噴射して吸気温度を下げる「ウォーター・インジェクション」を採用する。
今回BMWは、公式サイトを通じて、コンセプトM4 GTSの映像を配信。専用エアロパーツをはじめ、外装のディティールを紹介している。