7月26日午前11時30分。ついに鈴鹿8耐、決勝レースが始まる。今年はどんなドラマがあり、どんな笑顔、そしてどんな涙があるのか。楽しみは尽きない。さて、ここで8耐のレギュレーションをおさらいしておこう。まず、スターティンググリッドにならぶのは70台。金曜日に行われた66台が予選順位で決定し、4台が主催者推薦となっている。今大会は84台がエントリーしたことから、14台が予選敗退となった。なお、予選敗退が出るのは2008年の第31回大会以来だ。そして、ポールポジションから10番グリッドまでは、昨日土曜日に行われた『TOP10トライアル』で決定した。YAMAHA FACTORY RACING TEAM(中須賀克行/ポル・エスパルガロ/ブラッドリー・スミス)のポル・エスパルガロが、2分06秒000を記録し、ポールポジションを獲得。10番手までは以下の通りだ。2015鈴鹿8耐 トップ10トライアル結果1.YAMAHA FACTORY RACING TEAM(2分06秒000)2.Team GREEN(2分06秒287)3.MuSASHi RT HARC PRO(2分06秒335)4.ヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンス(2分06秒516)5.TEAM KAGAYAMA(2分07秒990)6.F.C.C. TSR Honda(2分08秒076)7.TOHO Racing with MORIWAKI(2分08秒382)8.エヴァRT初号機TRICKSTAR(2分08秒950)9.Honda DREAM RT桜井ホンダ(2分09秒409)10.MotoMAP SUPPLY(2分11秒019)決勝レース中に使用できるタイヤは、ドライレースの場合は前後合計で15本。レインタイヤに関しては使用本数に制限はない。鈴鹿8耐では通常であれば、約1時間ごと=8セットのタイヤが必要になる。ドライでのレースであれば、どこかで1度、前後のどちらかに中古タイヤを装着することになるのだ。これほどのレースなのに中古タイヤを使うとは…。そこだけを聞くと、なんだか意外である。