ダイハツ工業は5月14日、『ミラ』などのエアバッグ装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、ダイハツ『ミラ』『エッセ』『ハイゼット』『ハイゼット デッキバン』の4車種で、2003年5月27日~2006年3月27日に製造された計25万9446台。
運転者席用エアバッグ(タカタ製)のインフレータ(膨張装置)において、市場回収品を調査した結果、インフレータ容器に気密不良のものがあることを確認。そのため、長期間使用する過程で大気中の水分がインフレータ内部に浸入し、ガス発生剤が吸湿してエアバッグ展開時に正常に展開しないおそれがある。
改善措置として、全車両、予防的措置としてインフレータを新品と交換する。なお、交換部品については全数回収して原因調査を実施する。