フランスの自動車大手、プジョーは4月16日、コンセプトカーの『308 Rハイブリッド』の概要を明らかにした。実車は4月20日、中国で開幕する上海モーターショー15で初公開される。
308 Rハイブリッドは、プジョーの主力Cセグメント車、『308』のハッチバックに、高性能なプラグインハイブリッドパワートレインを搭載したコンセプトカー。「小型ハッチバックから、スーパーカーのスリルを」、をテーマに、プジョースポールが開発を担当した。
PHVパワートレインは、プジョーが2014年10月、パリモーターショー14で初公開されたコンセプトカー、『クォーツ』用と基本的に共通。
エンジンは、1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「THP」。最大出力270hpを発生する。モーターは2個。前後に、それぞれ最大出力115hpのモーターを配置し、4輪を駆動する4WDとなる。エンジンとモーターを合わせたトータル出力は500hp、74.4kgmと非常に強力。
トランスミッションは、6速パドルシフト。動力性能は、0-100km/h加速が4秒、最高速が250km/h(リミッター作動)の実力。それでいて、CO2排出量70kg/kmと、優れた環境性能を備えている。