マツダの新型コンパクトクロスオーバーSUV『CX-3』は、2月27日発売から約3週間で受注台数が1万台を超えた。マツダ国内営業本部ブランド推進部の齊藤圭介主幹は「このうちの約3分の1のお客様がホンダ『ヴェゼル』と比較して購入を決めている」と明かす。
齊藤主幹によると購入の決め手となった要因は「外観デザインとクリーンディーゼルエンジンの走りの2つ」。その一方で「購入を決めた人がヴェゼルと比べて劣るとみているのが、後席の広さ、荷室の使いやすさや広さで、おそらく最終的にCX-3ではなくヴェゼルにいってしまった人は、そういう点が要因になったのではないか」と分析する。
また残る3分の2の購入者は「他にとくに検討しているモデルがない指名買いほか、『MINIクロスオーバー』など輸入車との比較、あとは『デミオ』や『CX-5』など自銘柄車と比較して決めた人に分かれる」としている。
ちなみにCX-3に乗り換える前に保有していた車は「ダウンサイザーもいるし、軽からのアップシフトもいる」という。このため「デミオは軽やコンパクトカーからの乗り換えがメインで、CX-5はスペースワゴンやSUVタイプからの乗り換えがメインという状況からすると、CX-3は幅広くとっている」と齊藤主幹は分析する。
なお納期は「現在は1か月程度で、当初立てた計画通りに推移している」とのことだ。