さて、Xグレードのハワイグライドスタイルの車内で主に高速道路走行中に試聴したアルバムは、日本の某超大物女性シンガー・ソングライターのコンサート会場の音を決めるために、彼女の超大物総合プロデューサーが愛用していたRICKY PETERSONの「SMILE BLUE」に収録される、ボビー・コールドウェルの70年代のヒット曲をカバーした「WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE」( 邦題:風のシルエット)である。
サウンドマッピングシステムから再生される「WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE」は全体のバランス、アタック音の音切れの良さ、重低音の締まり感、音の分離の良さはもちろん、ごくフツーの純正カーオーディオでは聴き取りにくいツリーチャイムのキラキラした音、ステレオ感まで超リアルに再生。いわゆるドンシャリとは違う聴きやすさも特徴で、まるでフロントウインドー越しにミュージシャンがいるような、感動に値するゴキゲンなアメリカンサウンドを聴かせてくれたのだ。