三菱自動車は、スイスで開幕した「ジュネーブモーターショー15」において、『コンセプト XR-PHEV II』を初公開した。
同車は『アウトランダーPHEV』に次ぐ、プラグインハイブリッド車(PHEV)第2弾を想定した、乗員4名の小型SUV。ボディサイズは全長4490×全幅1890×全高1620mm、ホイールベースは2670mm。
エクステリアは活気に満ちたダイナミズムと張りつめた逞しさを表した。サイドに走る切り込みのような鋭いキャラクターラインと、『パジェロ』の伝統的なモチーフを継承したフロントフェイスが特徴だ。このフロントモチーフは、乗員を守る“盾”として表現され、高い位置に配されたテールランプなどリアにも反映されている。
インテリアは、センターコンソールから左右へ水平に広がるアルミフレームが基調となっている。ドライバーが必要とする機能をセンターコンソールとステアリングに集中させ利便性を高めた。
パワートレインは、MIVECエンジン、新開発のモーターとジェネレーター、新型パワードライブユニットからなる新たなPHEVシステムを搭載。モーター出力は163ps、走行時のCO2排出量は40g/km以下に抑えられている。
登壇した相川哲郎社長は、同社が得意とするSUVモデルと環境性能の融合をアピール。将来的に新PHEVシステムをラインナップに導入することも視野に入れているとした。