スペインのカタロニア・サーキットで行われているバルセロナ最終合同テスト3日目。この日もメルセデス勢が速さをみせ、ルイス・ハミルトンが1分23秒022でトップタイムを記録した。
これまではロングランでのデータ収集に専念していた王者メルセデス。開幕前最後のテストということで、比較的タイムが出やすいソフトタイヤを履いてペースを上げてきている。昨日のニコ・ロズベルグほどのタイムは出なかったが、1分23秒台前半を難なく記録しライバルを圧倒。今まで封印されていた『F1 W06 Hybrid』の本当のパフォーマンスが発揮された1日となった。
2番手にはフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)が入り、この日もメルセデスのパワーユニットが上位を独占。3番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いている。
マクラーレン・ホンダはクラッシュの影響で療養しているフェルナンド・アロンソに代わってリザーブドライバーのケビン・マグヌッセンが3日目を担当。彼にとっては今年初めてF1マシンに乗る機会となったが、39周を走破し1分25秒225。前日のジェンソン・バトンのタイムを上回った。しかし、午後になってオイル漏れのトラブルが発生。結局この日も早めにテストを切り上げることになってしまった。
2015 F1バルセロナ最終合同テスト 3日目結果
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)1分23秒022(76周)
2.フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)1分23秒262(102周)
3.キミ・ライコネン(フェラーリ)1分23秒276(136周)
4.カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)1分24秒191(132周)
5.ロマン・グロージャン(ロータス)1分24秒200(116周)
6.マーカス・エリクソン(ザウバー)1分24秒477(123周)
7.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)1分24秒939(158周)
8.ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)1分25秒225(39周)
9.ダニエル・リチャルド(レッドブル)1分25秒742(128周)