2015年1月12日に開幕したデトロイトモーターショーに、中国から唯一参加したのが広州汽車集団(GAC GROUP)だ。広州汽車集団がデトロイトに参加するのは2013年に続き2回目となる。
ブースは会場入口から入ってすぐの通路にあった。スペースは小さいながらも、いわば最も目立つ場所。そこに3台のクルマが並べられていたのだ。
最も注目を集めていたのがガルウイングのドアを持ったSUVコンセプトである『WITSTAR』だ。1リットルのガソリン・エンジンと95kWのモーター、13kWhのリチウムイオン電池を搭載するプラグイン・ハイブリッドである。きらびやかな室内に水槽が設置されていたのもユニークなところだ。
もう1台のSUVが『GS4』で、このデトロイトがワールドプレミアとなる新型だ。1.3リットルと1.5リットルのターボエンジン、7速ATを搭載する。駆動方式はFFと4WD。中国市場に投入される量産モデルを、デトロイトでお披露目したという格好になる。
そして最後の1台がセダンの『GA6』。1.6リットルと1.8リットルターボエンジンを搭載する量産モデルだ。
広州汽車集団は、中東やアフリカ、南米、東南アジアなどへの世界展開を公言し、北米や欧州も視野に入れているという。北米進出を狙う姿勢が伺える出展と言っていいだろう。