「Kuhl(クール)」ブランドを展開するルーフコーポレーション(名古屋市)は、高級カトラリーのような輝きを放つ『2015Ver R35GT-R』を展示。巧みなマスキング、世界初のエングレービング技術、新開発メタルペイントなどで、芸術的なシルバー彫刻の世界をつくりだした。
ボディワークやカスタムペイントはアルティス(奈良県安堵町)によるもの。片側70mmのワイド化ボディをメタルワークで制作した鉄板造形と、メタルペイント・エングレービングで、高級カトラリーの紋様のような雰囲気を創出した。
ビュラン彫りともいわれるエングレービング(engraving)は、もともと凹版印刷などで用いられた技法。日産『GT-R』のボディにシルバーのペイントを施し、ひとつひとつ“彫り”を入れていく。
「日本が誇るカスタムメーカー・技術者を結集させ、日本を代表する匠の技術を駆使したスペシャルカーを作り上げ、世界中にアピールする」という同社。このクルマのコンプリート価格は3900万円。