そしてもう一つの事業。これはまだ会社概要にも書かれていないのだが、マーチャンダイズの販売である。つまりはニスモを一つのブランドとし、ミニカーからウェアに至るソフトウェアにも手を染めることになるというのである。ここまで来てはたと気が付いた。ニスモが目指しているのはコンプリートカーの製作、 チューニングパーツビジネス、それにロイヤリティー管理を含むマーチャンダイズビジネス。この3本柱はまさにドイツのメルセデスAMG、BMW M GmbH、アウディ クワトロGmbHなどの事業展開と極めてよく似ているではないか。つまりニスモは、突き詰めれば日本のAMGを目指しているのではないかと思うようになったのである。