【レクサス RC F 発表】V8 搭載の理由と、注がれたヤマハのバイク魂

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レクサス RC F
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  • レクサス スポーツ車両統括部 LEXUS Fグループ グループ長 矢口幸彦 製品企画 主査
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レクサスの新型ハイパフォーマンスクーペ『RC F』には、最高出力477ps/7100rpm、最大トルク54.0kgm/4800~5600rpmを発生するV型8気筒ガソリンエンジンが搭載されている。なぜV8なのか。レクサススポーツ車両統括部、LEXUS Fグールプ長の矢口幸彦主査が答えた。

「低負荷のときはトルク変動が少なく、アクセルをあければ大きくなります。この差が、踏んだ瞬間の“来た!”という感覚を生み出します。V6エンジンは低負荷でもトルク変動が大きいため、この感覚はなかなか出ません。だから“V8”なのです。」(矢口氏)

矢口氏はさらにバイクを例に挙げる。

「二輪のレーサーで走る際は、ライダーはメーターを見る暇がありません。そのためトルクの立 ち上がりを感じさせるために、わざとトルク変動を付けて、スロットル操作でそれを感じ取れるように作られているんです。」(矢口氏)

バイクを例に挙げるのにも理由がある。「この(RC Fの)エンジンにはヤマハ(発動機)さんも関わっておりますので、二輪の技術も融合させているんです」と矢口氏。

ちなみにヤマハ発動機は、スポーツバイク用エンジンに“クロスプレーンコンセプト”という考え方を用いている。エンジンの爆発をライダーがより感じることで、アクセル操作がよりしやすくなるという考えだ。「今後もこの形式は守っていきたい」という同氏。“F”のパフォーマンスには、スポーツバイクの魂がダイレクトに注ぎ込まれている。

《阿部哲也》

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