JR北海道は11月20日、北海道新幹線の新青森~新函館北斗間開業にあわせて運転を開始する函館本線函館~新函館北斗(現在の渡島大野)間のアクセス列車に、733系1000番台を12両(3両編成4本)を投入すると発表した。
既に札幌圏で運用されている733系電車をベースに内外装の一部を変更。外観は「新幹線との連携・一体感」と「北海道らしさ」をコンセプトに、H5系新幹線車両に準じた紫とJR北海道のコーポレートカラーであるライトグリーンを組み合わせた帯が付けられる。
車内は「北海道の豊かな自然」と「函館の異国情緒」をイメージしたロングシート仕様に。シートは北海道の広大な草原をイメージした緑系とする。また、側扉付近には木目調のパーティーションを設置、扉部分は函館のレンガ倉庫や修道院を彷彿させるレンガ色とする。
このほか、車内照明をすべてLED化。一部の機器を削減して大型荷物スペースを確保するとともに、バリアフリー対策として乗降口のステップをなくし、車椅子対応トイレと車椅子スペースを設ける。
編成は函館寄りからクハ733-1000+モハ733-1000+クハ733-2000で、定員はそれぞれ139人(座席46・立席93)、156人(座席52・立席104)、146人(座席50・立席96)。2015年秋に完成する予定だ。
また、12月22日までアクセス列車に付ける愛称名を、はがきかJR北海道のウェブサイトで募集する。発表は2015年1月中旬以降を予定している。