米国の自動車大手、クライスラーグループは9月20日、全世界でおよそ23万台のジープとダッジ車を、リコール(回収・無償修理)すると発表した。
今回のリコールは、燃料ポンプの不具合によるもの。クライスラーグループによると、燃料ポンプを制御するパワーモジュールに不具合があり、走行中、突然エンジンが停止する可能性があるという。
リコールの対象車種は、2011年モデルのジープ『グランドチェロキー』と、ダッジ『デュランゴ』。全世界で合計23万0760台をリコールする。
23万0760台の内訳は、米国が18万8723台と最多。カナダは1万5898台、メキシコは7126台、NAFTA地域以外が1万9013台となる。
なお、クライスラーグループでは、「この不具合に起因した事故や負傷者の報告は受けていない」と説明している。