トヨタ自動車は現地時間8月27日、「モスクワモーターショー14」において『カムリ』の改良新型車を世界初公開した。
カムリには、同車最大のマーケットである北米仕様車と、北米以外の地域で販売されるグローバルモデルが存在する。前者はニューヨークモーターショー14で世界初公開されたが、後者の公開は今回が初である。
トヨタ自動車は新型カムリのエクステリアについて「プレミアムビジネスセダンとしてのステータスを与えたかった」と説明。フロント上部を横断するようにあしらわれたクロームパーツが特徴的な新しいフロントマスクについては「道の上でこれまでにない強力な存在感を発揮する」と胸を張る。その他、ヘッドランプ、リアコンビランプのLEDデイライトや17インチアロイホイールなどが新たに採用されている。
搭載されるエンジンは、環境性能を13%改善させた2.0リットルDual VVT-iwエンジンを採用。組み合わされるトランスミッションは6速ATとなっている。
ロシアにおける新車販売台数は15万4382台。そのうちカムリは約21%の3万2895台を占める主力車種だ。この数字は『RAV4』の3万9885台に次ぐ数字である。ロシアの都市部を中心に大きなマーケットがあるミドルアッパークラスのセダンに、大本命の1台を投入する。