欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは8月26日、7月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、約80万8500台。前年同月比は6.7%増と、引き続き前年実績を超えている。
2014年1-7月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比17.2%増の210万台と好調。中国を含めたアジア太平洋地域では、15.5%増の231万台を販売する。
また北米は、前年同期比2.3%減の50万0700台と減少傾向。このうち米国は、5.4%減の33万7700台にとどまった。同社は北米向けの新型SUVの開発を進めており、販売を巻き返す方針。
また欧州は、前年同期比7.2%増の232万台と、信用不安を脱して、回復基調に。このうち、西欧(ドイツを除く)は、8.4%増の121万台を売り上げた。地元のドイツも、6.7%増の72万4300台と好調。
フォルクスワーゲングループの2014年1-7月世界新車販売は、前年同期比6%増の497万台。ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年同期比3.8%増の356万台。アウディは11.1%増の101万台。シュコダは13.3%増の60万5300台。セアトは10.6%増の23万4600台を売り上げている。