英国の高級SUVメーカー、ランドローバーは8月4日、米国で8月14日に開幕する「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」において、『レンジローバー スポーツSVR』の量産モデルを初公開すると発表した。
レンジローバー スポーツSVRは、新型『レンジローバー スポーツ』の頂点に立つ高性能グレード。2014年6月、英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2014」において、プロトタイプ車がワールドプレミアされた。
ランドローバーが新たに立ち上げた「スペシャル・オペレーションズ」が開発を担当。スペシャル・オペレーションズは、ランドローバーの顧客の細かい好みに応じたカスタマイズを、専門に行う新しい部門。個性的な1台を求める顧客のニーズに応えて、高性能車や超高級仕様、コレクターエディション的な限定車の開発を手がける。
レンジローバー スポーツSVRでは、5.0リットルV型8気筒スーパーチャージャーエンジンをパワーアップ。最大出力は、510psから550psへと40ps引き上げられた。もちろん、パワーアップに対応して、足回りも強化。ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでは、8分14秒のラップタイムを計測しており、ランドローバーによると、量産SUVとしては、世界最速タイムという。
8月14日、米国で開幕する「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」では、このレンジローバー スポーツSVRの量産モデルがデビューを飾る予定。ランドローバーは、「SVRの名前を冠した最初のモデル。将来、SVRの名前は、高性能車に広く用いられることになるだろう」とコメントしている。