【メルセデスベンツ Cクラス 試乗】狙ったラインを外さない、軽快なハンドリングと俊敏なフットワーク…片岡英明

試乗記 輸入車

メルセデスベンツ C 180 アバンギャルド
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走り出してわずか1kmほど走っただけでポテンシャルの高さが分かる。これが「W205」を名乗る第5世代(190シリーズから数えて)のメルセデスベンツ『Cクラス』だ。

エクステリアは昨年秋に上陸した新型『Sクラス』に似たフォルムで登場した。スポーティななかに上品な味わいがあり、プレミアム性とエレガントさを強く感じる。

そして驚かされたのが、Sクラス並みに上質になったインテリアだ。見栄えをよくするために素材を吟味するとともに、精緻な仕上げとした。クラスを超えた高級感があり、タッチパッドを加えたコマンドシステムは新鮮味がある。フロントシートは先代よりフィット感が増した。リアシートも広くなっただけでなく座り心地がよくなっている。

が、それ以上に大きく進化したのは、走りの実力と快適性だ。最近のメルセデスベンツは、アジリティを重視している。

最新のCクラスもその例に漏れず、軽快なハンドリングと俊敏なフットワークを秘めていた。ワインディングロードでは気持ちよくノーズが狙った方向に向きを変える。ハイグリップタイヤを履いているかのように、ピタッと路面に吸い付いて狙ったラインを外さない。アルミ製ボディとシャシーは飛び抜けて剛性が高く、これが異次元の走りを生み出した。

先代のCクラスでは物足りなく感じたステアリングの操舵フィールも精緻だ。軽やかなハンドリングに加え、乗り心地も驚くほどよくなっている。荒れた路面でも足は滑らかに動く。スポーツモードを選ぶと引き締まった乗り心地になるが、フラットライドな乗り味はいささかも損なわれていない。

直列4気筒ターボエンジンも軽快なパワーフィーリングだった。「C180」が積む1.6リットルの直噴ターボでも実用域のトルクは厚みがあり、俊足だ。

2リットルの直噴ターボは、さらに余裕があり、痛快な加速を見せつける。そして特筆したいのが静粛性だ。外で聞くエンジン音は安っぽいのだが、車内にいると静粛性が高く、居心地のいい空間になっている。メルセデスが本気で送り出したのが最新のCクラスだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★


片岡英明│モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。新車からクラシックカーまで、年代、ジャンルを問わず幅広く執筆を手掛け、EVや燃料電池自動車など、次世代の乗り物に関する造詣も深い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。
《片岡英明》

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