2014年FIM世界選手権モトクロス第13戦・フィンランドGPが7月13日、ヒュヴィンカーで開催され、ジェレミー・ファン・フォルベーク(ヤマハ)は総合4位となり、ポディウムフィニッシュの連続記録更新はならなかった。ファン・フォルベークは土曜日に2番手のタイムを記録すると、予選ヒートでも2位となり、30分と2ラップで争われる日曜日の2つの決勝で2番手のゲート位置に就けることになった。レースはタイトルを争うファン・フォルベークとポイントリーダーのアントニオ・カイローリ(KTM)との争いとなった。 第1ヒートはカイローリのものとなった。3位を争うマキシミリアン・ナグール(ホンダ)とスティーブン・フロサード(カワサキ)が迫るが、ファン・フォルベークはこれをしのぎ、これまでの25レースで9度目となる2位でフィニッシュした。第2ヒートでもファン・フォルベークはカイローリに続いたが、ミスから転倒。転倒による頭痛とバイクへのダメージを負ってしまった。ファン・フォルベークはピットインして曲がったラジエターカバーを修復し、18位まで後退してコースに復帰。激しい追い上げを図り、10位まで挽回したところでフィニッシュラインを通過した。この結果、わずか1ポイント差で12戦連続のポディウムフィニッシュを逃すことになった。■第1レース1位:アントニオ・カイローリ(KTM)2位:ジェレミー・ファン・フォルベーク(ヤマハ)3位:スティーブン・フロサード(カワサキ)4位:マキシミリアン・ナグール(ホンダ)5位:ケビン・ストライボス(スズキ)6位:トミー・サール(カワサキ)■第2レース1位:アントニオ・カイローリ(KTM)2位:スティーブン・フロサード(カワサキ)3位:ショーン・シンプソン(KTM)4位:ケビン・ストライボス(スズキ)5位:ディーン・フェリス(ハスクバーナ)6位:R・ゴンサルビス(ヤマハ)■ポイントランキング1位:アントニオ・カイローリ(KTM)577P2位:ジェレミー・ファン・フォルベーク(ヤマハ)515P3位:クレメン・デサール(スズキ)470P4位:ケビン・ストライボス(スズキ)424P5位:スティーブン・フロサード(カワサキ)307P6位:ショーン・シンプソン(KTM)296P