米国の自動車大手、フォードモーターは6月26日、英国で開幕した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2014」において、フォード『フォーカスST』の2015年モデルを初公開した。
フォーカスSTは2012年、『フォーカス』の高性能モデルとして、主に欧米で発売。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。最大出力250ps、最大トルク36.7kgmを発生する。
ハンドリング性能に関しては、フォード社内の「チームRS」(欧州)と「SVT」(米国)が共同開発。ドイツのニュルブルクリンクやアウトバーンで、走行テストを繰り返し、スポーティな走行性能が追求された。
6月27日、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2014で初公開されたのは、現行フォーカスSTの初の大幅改良モデルとなる2015年型。2014年3月、ジュネーブモーターショー14では、ベース車両のフォーカスに、大幅改良を施した2015年モデルを発表。2015年モデルのフォーカスSTも、これに準じた変更を受け、表情を一新する。
直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力252ps/5500rpm、最大トルク37.3kgm/2500rpmへと、スペックが若干向上。トランスミッションは、専用ギアレシオの6速MT。ハンドリングの洗練さやステアリングフィールを向上させる再チューニングを実施している。