トヨタ自動車の北米市場における主力中型SUV、『ハイランダー』。同車の新型が、リコール(回収・無償修理)を実施する。
これは6月2日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売から、新型ハイランダーに関するリコールの届け出を受けたと発表している。
今回のリコールは、2列目シートの不具合によるもの。NHTSAによると、新型ハイランダーの2列目右側シートが、車両の組み付け時に正しく固定されておらず、米国の安全基準に抵触。事故の際、乗員が負傷するリスクがあるという。
リコールの対象になるのは、2014年モデルの新型ハイランダーの一部。2014年4月23日から29日にかけて生産された、合計231台がリコールに該当する。
米国トヨタ販売は、対象車両を保有する顧客に通知。販売店で車両の点検を行った上で、シートを正しく固定するリコール作業を行う方針。