気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年5月1日付
●トヨタ、北米4法人集約、製造・販売の連携強化(読売・8面)
●ANA、日航増収減益、円安で燃料費高騰、JR3社は最高益 (読売・8面)
●ロボットビジネス主役交代、挑む孫氏、ソニーは撤退(朝日・1面)
●新幹線延伸前倒し、国交省検討、北陸3年、北海道5年 (毎日・6面)
●坂道楽々「歩く自転車」片山工業(産経・11面)
●駅員改札を強行突破、不正乗車客が目撃、都営地下鉄、懲戒免職処分 (東京・25面)
●上場企業3割超す増益、前期経常、製造業に競争力 (日経・1面)
●トヨタ最高益2.3兆円、前期営業、今期も高水準確保へ (日経・1面)
●富士重が米国専用車、10年ぶり開発、大型SUV(日経・14面)
●国内自動車生産昨年度は3.8%増(日経・14面)
●ゴーンCEO再任、ルノー株主総会、任期4年,後継育成課題(日経・15面)
●ガソリン店頭価格、5年7か月ぶり高値(日経・15面)
ひとくちコメント
業績が思うように回復せず、4年の任期を迎えて去就が注目されていた仏自動車大手ルノーのカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)だが、4月30日の同社の株主総会で、ゴーンCEOの取締役再任が承認されたという。
きょうの日経が報じている。ゴーン氏 はCEOとして新たに4年間、ルノーのかじ取りを担うが「過去4年とは異なり、取り巻く環境は厳しい。ルノーの業績改善や日産自動車との関係、後継者育成 など課題は目白押しだ」(日経)と伝えている。
ゴーン氏がルノーのCEOに就任したのは2005年、丸8年を経過した。すでに日産ではルノー同様に昨年11月にCOOのポストを廃止、ゴーンCEOに権限がより集中する新体制を4月から移行して、ルノーとのアライアンスを強化している。
日産でも”賞味期限”が取り沙汰される中、首の皮が繋がったゴーンCEOだが、両社の業績回復にどこまで手腕が発揮できるのか、改めて注目したい。