【新聞ウォッチ】突然の中止から4年、ようやく花が咲いた「パッソ+Hana」

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トヨタ パッソ 発表会
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年4月15日付

●増税後「支出減ラサ図」62%、本社世論調査(読売・1面)

●西武HD再上場「1600円」売り出し価格、想定より700円安く(読売・10面)

●トヨタ「パッソ」改良、ガソリン車で燃費27.6キロ(読売・10面)

●次期大型機向け新工場、「777X」富士重、翼の一部生産 (日経・1面)

●ドイツ発考える工場、シーメンス、ダイムラーなど連合、多品種少量で安く(日経・8面)

●日産、中国現地化を加速、部品調達率5割、コスト減(日経・11面)

●ユーシンが下方修正、今期純利益25%増、5億円 (日経・17面)

●電動アシスト自転車、格安品、トラブル多発 (日経・42面)

●私の履歴書、豊田章一郎、デミング (日経・44面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が燃費性能などを向上させた新型『パッソ』の発表会を開催した。マイナーチェンジとはいえ、4月から消費税が8%に引き上げられて国内の自動車メーカーが新型車をお披露目したのは、このパッソが初めてのようだ。

きょうの各紙にも「『パッソ』改良、ガソリン車で燃費27.6キロ」(読売)などと、ガソリンエンジン登録車トップのリットル27.6キロメートルの低燃費を実現したことを強調した記事が目立つ。ちなみに、これまでのガソリン車のトップは同27.2キロを達成していた三菱自動車の『ミラージュ』だった。

このため、パッソは激しい燃費競争を繰り広げている軽自動車とも十分戦える車種でもあり、毎日は「燃費 軽に対抗、トヨタが新『パッソ』」とのタイトルをつけている。

その軽自動車のユーザーといえば、女性が多いが、パッソにも若い女性向けの「パッソ+Hana」シリーズを設定している。東京・青海のメガウェブでの発表会ではドラえもんシリーズのテレビCMに「しずちゃん」役で出演している女優の水川あさみさんと「のび太」の妻夫木聡氏の代役としてキャイ~ンの天野ひろゆき氏が登場するシーンも見られた。

パッソの発表会といえば、前回は2010年2月に東京・渋谷の美容専門学校で開く予定だった。ところが、直前にトヨタの大規模リコール問題が発覚したために、混乱を避けるべく急きょ中止したという経緯があった。かなりの遅咲きだが、あれから4年が過ぎて”かわいいパッソ”がようやく開花したことになる。

《福田俊之》

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