イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリが3月4日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー14でワールドプレミアした『カリフォルニアT』。同車の走行シーンを収めた公式映像が、ネット上で公開されている。
カリフォルニアTは、フェラーリが2008年秋に発表した『カリフォルニア』の大幅改良モデル。カリフォルニアTのハイライトは、車名の「T」が示すように、ターボエンジンの搭載。新開発の直噴V型8気筒ガソリンターボエンジンは、排気量が3855cc。従来の4.3リットルV8自然吸気ユニットと比較して、排気量はおよそ440ccダウンサイジングした。
新しいV8ターボエンジンは、最大出力560ps、最大トルク77kgmを発生。従来の4.3リットル(最大出力490ps、最大トルク51.5kgm)と比較すると、排気量を縮小しながら、パワーは70ps、トルクは25.5kgm上回る。とくにトルクは、従来比で49%も向上する。
動力性能は0‐100km/h加速3.6秒と、従来の3.8秒から2秒短縮。最高速は312km/hから316km/hへ向上。内外装にはフェラーリの最新デザインが導入され、イメージチェンジが図られた。
フェラーリが配信した最新映像には、赤と青の2台のカリフォルニアTが登場。走行シーンを問わず、爽快なオープンクルーズを披露している。