ホンダは2月21日、変速機の制御プログラムの不具合でリコールした『フィット』と『ヴェゼル』のハイブリッド車(HV)の工場出荷などの再開が、来週27日にずれ込むと明らかにした。大雪の影響などによるもので、当初21日だった計画を変更した。
ホンダは国土交通省に日程変更を届け出たという。このリコールはDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)の制御に関するもので、8万1353台が対象となっている。ホンダはリコールした今月10日に、工場からの出荷および販売店での新車引き渡しを停止し、プログラムを交換して21日に再開すると公表していた。
今回のリコールによって、4月からの消費税引き上げ前に予定していた登録が間に合わないケースが相当数出る見込み。ホンダは、すでに販売したものも含め、個々の顧客との連絡を密にとって対処するよう販売店に要請する一方、「お待ちいただいているお客様には1日でも早い納車に全力をあげていく」(広報部)と話している。