米国で、2月6日に開幕したシカゴモーターショー14。ホンダの米国法人、アメリカンホンダのブースの主役は、2014年型『シビッククーペ』のワンオフモデルが務めた。
このワンオフモデルは、マイクロソフトの『Xbox』用レースシミュレーションゲーム、『Forza Motorsport』(『フォルツァ モータースポーツ』)とタイアップして製作された1台。「シビックデザインコンテスト」の最優秀作品を、実車でカスタマイズした1台となる。
コンテストには、約170作品がエントリー。1万7000名を超えるForza Motorsportのコミュニティで人気投票を行い、選ばれたのがゲーマーのティファニー・ラベッツ氏の作品。同氏のバーチャルな世界のシビックが、実車となってシカゴモーターショー14で初公開された。
このワンオフモデルは、赤いボディカラーを基本に、ボンネットやトランクリッドをブラックで塗装。ボディサイドには、ホンダのエンブレムや「i-VTEC」の文字を配した勢いを感じさせるデカールがあしらわれる。
ベース車両は、シビッククーペの高性能グレード、「Si」。同車は、2.4リットル直列4気筒ガソリン「i-VTEC」エンジンを積む。フェイスリフトを受けた2014年モデルでは、排気系のチューニングが見直され、最大出力は205ps、最大トルクは24.1kgmに向上。従来比で最大出力は4ps、最大トルクは0.6kgm高められた。
「ホンダは情熱を持った顧客との出会いの場を楽しみにしています」と述べるのは、アメリカンホンダのトム・ペイトン副社長。「これは車とゲームが、いかに連携できるかを示した興奮の展示なのです」とコメントしている。