【デトロイトモーターショー14】フォード F-150 にオフロードレース仕様…2.7エコブーストの耐久性を確認

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先代フォードF-150のオフロードレース仕様
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1月13日、米国で開幕したデトロイトモーターショー14。米国の自動車大手、フォードモーターのフォードブランドのブースの主役は新型『F-150』だが、その横には、先代F-150のオフロードレース仕様が展示された。

同車は、デトロイトモーターショー14でデビューを飾った新型F-150が、開発の際に用いたプロトタイプ車。フォードモーターの主力大型ピックアップトラックであり、米国のベストセラー車でもある『Fシリーズ』には、タフな性能が求められる。そのため、同社は先代F-150ベースのオフロードレース仕様車を製作し、開発テストを行った。

開発テストの舞台は、「バハ1000」と同じルート。バハ1000は毎年秋に開催されており、メキシコのバハカリフォルニア州エンセナダを起点に、約1000kmを昼夜通して27時間以内に走り抜き、順位を競うオフロードレースだ。コースの大半が砂漠で、完走率は約50%と非常に厳しいレースとして知られる。

フォードモーターは、このバハ1000の舞台において、先代F-150のプロトタイプ車を使った延べ1600万kmに及ぶ走行テストを実施。新型に搭載される新エンジン、「2.7エコブースト」の耐久性能などを確認するのが目的だ。

2.7エコブーストは、直噴2.7リットルV型6気筒ガソリンエンジンを、2個のターボチャージャーで過給したユニット。米国では、大排気量のV型8気筒ガソリンエンジンが主流の大型ピックアップトラックだが、フォードは新型にダウンサイジングユニットを設定し、環境性能をアピールする方針。同社は、「バハ1000のコースで、2.7エコブーストの耐久性が証明された」と自信を示している。

《森脇稔》

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