BMWは米国で開催中のデトロイトモーターショー14において、新型『M3セダン』と『M4クーペ』を世界初公開した。
両車には新開発の直噴3.0リットル直列6気筒ツインターボを搭載。最大出力431ps/5500-7300rpm、最大トルク56.1kgm/1850-5500rpmを引き出す。このスペックは、先代『M3』の4.0リットルV型8気筒自然吸気エンジン(最大出力420ps、最大トルク40.8kgm)に対して、11ps、15.3kgm向上している。
トランスミッションは、6速MTと7速デュアルクラッチの「DCT」を採用。6速MTは先代よりも12kg軽く、シフトダウン時にエンジン回転数を合わせるスロットルブリッピング機能が付く。0-100km/h加速は、7速DCTが4.1秒、6速MTが4.3秒。最高速は250km/h(リミッター作動)となっている。
BMW AG セールス & マーケティング担当上級副社長のイアン・ロバートソン氏は「BMW Mは40年以上、エモーショナルでハイパフォーマンスなスポーツカーの位置付けにあり、モータースポーツの世界でも多くの成功を収めている。この2つのモデルは、そのサクセスストーリーの次なる章を綴るだろう。さらに、燃料性能とCO2排出量の面でも、クラス最高値を実現している」とコメント。最もBMW Mの販売台数が多い米市場で、6月の投入に自信を見せた。