フォードがグローバルプロダクトの開発に伴い、デザイン品質を高めるために採用している“キネティックデザイン”。日本に導入が開始される新型フォード『フィエスタ』には、更なる進化を遂げた新世代のキネティックデザインが採用されている。
「フィエスタのデザイン上の特徴で、最も印象的なのはフロントフェイスだ」と話すのはフォード・ジャパンマーケティング部の野口美生さん。
構成要素は、「従来のフロントグリルよりも少し高めに位置する、台形をモチーフとしたフロントグリル。そして、パワードームと呼ばれる、隆起したようなデザインのエンジンフードだ」という。また、非常に重要なポイントとして、「切れ長のレーザーカットデザインとも呼ばれるヘッドライトデザインが、新しいフォードのグローバルデザインの顔を構成する要素として採用されている」と説明。
全体として、従来と比較し力強さを増しているのが特徴だと野口さん。「英語ではマスキュリンという言葉で表現されるが、大胆で力強く、印象のあるデザインに生まれ変わった。コンパクトカーセグメントでは可愛らしい、お洒落な印象が強いかもしれないが、フィエスタは非常に力強いデザインになっている」と述べる。
細部では、「ルーフラインは後方に向かって流れるように美しく、まるでスポーツカーのようなデザイン。また、リアに向かって跳ね上がるように入っているクロームのベルトラインに加え、くっきりと力強く入っている2本のプレスラインが、視覚的にキネティック、躍動感のあるデザインを表現している」と語った。
