新型BMW『X5』は、Xシリーズのトップグレードとして、車格感を備えるとともに、Xシリーズに共通するデザインモチーフも持ち合わせている。
Xシリーズ共通のデザイン要素として、BMWのシンボルともいえるキドニーグリル以外に、4灯ヘッドライトやフォグランプ、キドニーグリル下のアンダーグリルとロワーグリルによる“X”をイメージさせるデザインなどがある。
それら以外の共通点として、全体のシルエットがあると話すのは、BMW AG デザイナーの永島譲二さん。「ホイールベースは長めで、フロントとリアのオーバーハングは非常に短いのが特徴だ」という。
それらを踏まえ、新型X5は、Dピラーを少し寝かせ気味にした。「それが、X5としての特徴的なプロポーションではないかと思う」と述べる。
寝かせることの理由として、永島さんは、よりスピード感を感じさせるデザインにしたかったと説明。「こういったことで、Xシリーズの共通要素を持たせつつ、トップグレードであるX5の存在感や躍動感を表現しているのだ」と語った。