インドの自動車大手、タタモーターズは12月3日、英国の研究開発施設に対して、長期的な投資を行うと発表した。
タタモーターズは英国に、TMETC(タタ・モーターズ・ヨーロピアン・テクニカルセンター)を建設する計画。この新たな研究開発センターは、英国内の大学と協力し、NAIC(ナショナル・オートモーティブ・イノベーション・キャンパス)の名前で設置するもの。建設工事は2014年9月から開始し、2016年に完成予定。産学協同の研究体制を構築する。
同社の今回の発表によると、TMETCは、NAICがタタモーターズ傘下のジャガー・ランドローバーなどと行う研究開発プロジェクトに参加する予定。タタモーターズはこのプロジェクトに、およそ3000万ポンドを投資する。
研究開発プロジェクトの内容は、石油資源への依存を減らし、CO2排出量を削減するための画期的技術の開発にある。
タタモーターズのティム・レベルトン先進技術&商品開発担当は、「この投資はタタモーターズが世界の顧客に、世界基準の商品を届けるという戦略の次なるステップとして実行するもの」とコメントしている。