ホンダはロサンゼルスモーターショー13において、『FCEVコンセプト』を初公開した。
同車はホンダが2015年、日米欧で市販する次世代燃料電池車のデザインを示唆したコンセプトカー。
未来的でエアロダイナミクス性能を追求したフォルムが特徴。FCEVコンセプトは、先進の代替燃料車を開発するというホンダのコミットメントを示すもので、ゼロエミッションの未来に向けた道を切り拓くことを目指している。
発表では、水を用いた演出が行なわれるため、事前にリハーサルを重ねた。天井付近から水の幕を流すという凝ったもので、最終チェックに差し掛かったところ、水の勢いで風が起き、幕で隠されていたFCEVコンセプトがあらわに。発表直前とあって、相当な数のギャラリーが待ち望んでいたコンセプトカーがいち早くお目見えとなり、会場はにわかに沸いた。
その後、本番発表に登壇した岩村副社長は「(アクシデントで一度お目見えしてしまったが)これが本当の公開です!」とハプニングをユーモアにかえてプレゼンテーションを行なった。