ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは10月29日、ハンガリーのケチケメート工場が、フル稼働状態になったことを明らかにした。
ケチケメート工場は、2012年3月末に操業を開始。ダイムラーが8億ユーロを投資して建設した新工場で、ハンガリー中央部のケチケメートに立地。メルセデスベンツのコンパクトカーの生産拠点に位置づけられる。
ケチケメート工場では、メルセデスベンツ『Bクラス』と『CLAクラス』を生産中。Bクラスは、ドイツのラスタット工場でも組み立てられているが、CLAクラスはケチケメート工場だけで生産。
今回、メルセデスベンツは、ケチケメート工場がフル稼働状態になったと発表。これはメルセデスベンツのコンパクトカーが2013年1-9月、前年同期比70%増と、販売好調なことを受けての対応。
ダイムラーのメルセデスベンツ生産担当、Andreas Renschler取締役は、「ケチケメート工場は我々の2020年の成長戦略における重要拠点」と述べている。