イタリアの高級二輪メーカーで、アウディ傘下のドゥカティは10月22日、『1199パニガーレ・スーパーレジェーラ』を発表した。
『1199パニガーレ』は2011年11月、イタリアで発表。アルミモノコックフレームに、新開発の1199cc・L型2気筒ガソリンエンジンを積む。このエンジンは、最大出力195psを発生。170kgの軽量ボディと組み合せられ、量産二輪車としては、世界最高のパワーウェイトレシオを達成する。
今回発表された1199パニガーレ・スーパーレジェーラは、1199パニガーレのさらなる軽量さを追求した限定モデル。ドゥカティの親会社、アウディの傘下には、イタリアのスーパーカーメーカー、ランボルギーニがある。そのランボルギーニが、『ガヤルド』に設定しているスーパーレジェーラと同じ名前を、1199パニガーレにも冠している。
1199パニガーレ・スーパーレジェーラでは、1199パニガーレに対して、モノコックフレームやホイールを、マグネシウム製に変更。さらに、リアのサブフレームとボディワークをカーボンファイバー製とした。排気システムもチタニウム製に変更。
これらの軽量化の結果、155kgの乾燥重量を実現。1199パニガーレに対して、15kgの軽量化を果たす。オーリンズ製のサスペンションやブレンボ製のブレーキなど、サーキット走行を視野に入れた装備も追加。
また、1199cc・L型2気筒ガソリンエンジンは、最大出力を5ps引き上げ、200psを獲得。パワーウェイトレシオは1.29ps/kgと、量産二輪車の世界最高記録を更新した。この1199パニガーレ・スーパーレジェーラ、世界限定500台が販売される。