トヨタ自動車は10月11日、高速道路での安全運転を支援する自動運転システムを開発し、2010年代半ばを目標に実用化すると発表した。「オートメイテッド ハイウェイ ドライビング アシスト(AHDA)」と名付けたこのシステムは、先行する車両の速度やブレーキなどの情報を無線通信することで自動追従走行するとともに、カメラやミリ波レーダーで白線などを検出することでカーブなどでも最適なラインで走行できるようハンドル操作や速度を自動調整する仕組み。ただ高速道路本線への合流や追い越しなど車線変更を伴う走行には対応していない。開発を手がける製品企画本部安全技術部の葛巻清吾主査は「当然研究部門の中では色々やっているが、今回のシステムは2010年代の半ばには出せる技術。だから構成も既存の車に搭載しているものと大きくは変わっていない。ある意味、ソフトだけでやっていけるレベル」と語る。その上で「将来の話をすると『何もしなくていい』の世界になるが、2~3年先だったら、どこまでやるかということだと思う。いきなり何もかもというようにすると導入のコストも上がるし、実用化からはどんどん遅れていく。それに受け入れる側のハードルも上がってしまう。まずはやれるところから」と強調する。
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