富士重工業の米国販売会社スバル オブ アメリカは9月27日、スバル『レガシィ』『アウトバック』の「EyeSight」装着モデルが、IIHS(道路安全保険協会)が中型乗用車・SUV向けに初めて実施した前面衝突予防性能を評価する新試験プログラムにおいて、最高評価の「superior」を獲得したと発表した。
また、「superior」評価を獲得した車種中、レガシィとアウトバックは唯一最高となる6ポイントを獲得した。
今回のIIHSによる評価では、自動ブレーキによって車両を減速・停止させ、前面衝突の回避または衝突被害の軽減を図るEyeSightの「プリクラッシュブレーキ」の性能が高く評価された。
IIHSは新試験プログラムにおいて、前面衝突予防システムをオプションまたは標準装備する車種について、自動ブレーキ機能の有無や同機能の検証試験により、衝突回避性能を「superior」、「advanced」、「basic」の3段階で評価。試験では、自動車の後部を模し、かつ静止したターゲットに向けてエンジニアが車両を走らせ、自動ブレーキによる減速性能を検証する。協会基準の最高評価である「superior」の認定を受けるには、自動ブレーキ試験で4~5ポイントを獲得し、前面衝突警報付車両への1ポイントの加算を含め、総合5ポイント以上(最高6ポイント)の獲得が必要となる。