ホンダは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、現在開発中の新型『シビック タイプR』の一部情報を公表した。
新型シビック タイプRは、欧州向け『シビック』の頂点に立つ高性能グレードとして、2015年に発売される予定。市販に向けて、ドイツのニュルブルクリンクをはじめ、開発テストは順調に進んでいる。
今回ホンダは、フランクフルトモーターショー13において、新型タイプRのハイライトとなるエンジンの詳細を公表。「直噴2.0リットルターボで、最大出力は最低でも280ps」と明かしている。
従来、シビックタイプRは、自然吸気エンジンを貫いてきた。しかし、次期型では、ターボを選択することが決定。これは、フォルクスワーゲン『ゴルフR』、フォード『フォーカス』の最強グレード、「フォーカスST」など、欧州のホットハッチのトレンドに沿った形。
市販FF車として、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースの最速ラップタイプの更新を目指す次期シビックタイプR。ホンダの西前学 常務執行役員は、「ニュルブルクリンクの最新テストにおいて、我々はすでに目標タイムに到達した」とコメントしている。