米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは8月21日、『モンツァ コンセプト』の概要を公表した。実車は9月、ドイツで開催されるフランクフルトモーターショー13でワールドプレミアされる。
モンツァ コンセプトは、オペルの将来のデザインの方向性を示唆したスタディモデル。「彫刻的スタイルの変革」をテーマに掲げ、次世代のオペル車のデザインを提示する。
『モンツァ』の名前は、1978‐1986年にラインナップされていたオペル車に由来。当時のモンツァは、エレガントなクーペ。欧州では市販車として初めて、デジタルダッシュボードディスプレイを装備したのも、モンツァだった。
およそ30年ぶりに、コンセプトカーとして復活を果たすモンツァは、大型のガルウィングドアを備えた大胆なクーペとして登場。ボディサイズは全長4690mm、全高1310mm。スポーティかつ力強いフォルムが際立つ。
インテリアは未来的。ダッシュボード全体が巨大なモニターのようになっており、18個のLEDプロジェクターを使用して各種情報を表示。コネクティビリティも重視された。トランク容量は500リットル(VDA計測法)を確保しており、ドライビングポジションは通常のオペル車よりも150mm低い。
オペルのカールトーマス・ノイマンCEOは、「モンツァ コンセプトはオペルの未来を示している。最高のコネクティビリティと最適な経済性も実現した」と述べている。