【ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ】アジア統括のインヴェルニ氏「ライフスタイルすべてを提案したい」

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ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ アジアシリーズ 第3戦
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ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオはヨーロッパからアジア、アメリカにまで進出し、いま注目のシリーズとなっている。

その中のアジアシリーズを取り仕切るクリスチアーノ・インヴェルニ氏に話を聞いた。

アジア、アメリカは新規開催

「ヨーロッパシリーズはもう5年目になり成熟していますが、アジアシリーズは今年でまだ2年目、アメリカのシリーズはまだ2レース目を迎えたばかりです。ヨーロッパはひとつの国のようなもので、イギリス、ドイツ、イタリア…各国のドライバーは皆、同じようなバックグラウンドを持っています。しかし、アジアは国ごとに政治も文化も違うというのが特徴ですね」

ヨーロッパとの違いは…

「そして、両シリーズの一番の違いはそのサイズだと感じています。ヨーロッパではすべて陸送で済むものが、アジアでは国境を越えて空輸しなければなりません。20台のマシンとスペアパーツと人を運び、行く先々でラウンジを設営し、それはまさに小さなF1サーカスのようです」

「ヨーロッパでは各ドライバーが車を買って、チームを作り、自分たちでマネジメント出来るのですが、空輸や通関が必要なアジアではそうはいきません。なので車代21万ユーロ、エントリー・フィーを4万2000ユーロを貰って、我々スーパートロフェオがチームの手配から輸送、ホスピタリティに至るまですべての面倒を見ます。これにはタイヤ、ブレーキ、オイル等の消耗品費とクラッシュ・ダメージ代は含まれませんが。ドライバーは飛行機で飛んで来て、ガレージでキーを捻ればよいだけという"ターン・キー・サービス"になっています」

インジェは特徴的なサーキット

「今回初開催のインジェ・スピーディウムはとても美しいサーキットです。我々はこれまでもFIAのレギュレーションに則ったサーキットでレースを開催してきました。上海、セパン、富士はF1サーキットですし、マカオもGTレースで有名です」

「その中でインジェは少し特徴的です。とてもチャレンジングなコースなのです。
スタンダードなF1トラックよりも道幅は狭く、オーバーテイクが難しくなっています。短いストレートに20ものコーナーがあり、激しいアップ・ダウンにより幾つかのコーナーはブラインドになっています。4WDのレースカーがパフォーマンスを発揮できるコースだと思います」

ドライバーのオン・オフに配慮

「もうひとつ、我々ランボルギーニはレースだけではなく、ライフスタイルすべてを提案したいと思っています。ジェントルマン・ドライバーたちのほとんどは家庭を持っています。そうした彼らが家族と、あるいは友人と、彼女と訪れるにはサーキット以外の魅力も必要です」

「インジェはソウルに近く、最高のホテル、レストランがあり、ショッピングや様々なエンターテイメントも楽しめます。オン・ザ・トラック、オフ・ザ・トラックふたつのエキサイティングなコンビネーションこそが"ランボルギーニ・エクスペリエンス"なのです」

「来年のアジアシリーズは現在のところ上海、セパン、インジェ、富士が確定しています。あと2レース加えたいのですが、そこにオーストラリア、あるいはニュージーランドが入る可能性はあります。行くとしたら輸送面が課題になりますので、シリーズの最初か最後になるでしょう」

《重信直希》

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