英国の高級車メーカー、ジャガーカーズが7月11日、英国で開幕した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2013」で初公開したジャガー『プロジェクト7』。同車の公式映像が、ネット上で公開された。
プロジェクト7は、ジャガーの新型スポーツカー、『Fタイプ』をベースに開発されたワンオフモデル。車名の「7」とは、1951年から1990年にかけて、ジャガーがルマン24時間耐久レースで7度勝利したことに由来する。
プロジェクト7のモチーフは、1954‐1957年に製造されたジャガー伝説のレーシングカー、『Dタイプ』。最新のFタイプに、Dタイプのエッセンスを取り入れたのが、プロジェクト7。
1名乗りのロードスターという点に、Dタイプのモチーフを表現。助手席はヘルメットを置く場所だ。ドライバー後方のパワードームは、Dタイプをイメージ。Fタイプに対しては、バンパーやグリルが専用デザインとなり、専用のリアスポイラーを装着。足回りは20インチのピレリ『Pゼロ』を履く。
エンジンは、5.0リットルV型8気筒スーパーチャージャーで、最大出力550ps、最大トルク69.3kgm。0‐100km/h加速4.1秒、最高速300km/hのパフォーマンスを発揮する。
グッドウッド名物のヒルクライムを模したコースを疾走するプロジェクト7の映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。