ドイツの高級車メーカー、アウディが年内に大幅改良を施す予定の最上級サルーン、『A8』。その特徴装備の一部が明らかになった。
これは6月28日、アウディが明らかにしたもの。「新しいA8には、アウディマトリックスLEDヘッドライトを採用する」と発表している。
アウディといえば、自動車にLEDライトを採用した草分け的存在。中でも、2009年12月にデビューした現行A8には、アウディ初のフルLEDヘッドランプを装備した。ロー&ハイビーム、ポジションランプなど、ヘッドランプのあらゆる機能に消費電力が少ないLEDが使われている。
そのA8が大幅改良の目玉装備のひとつとして用意するのが、アウディマトリックスLEDヘッドライト。これはハイビームに導入するもので、左右のヘッドライトには、各25個のLEDを5グループに分けてレイアウト。各グループで、個別に光量を調整できるのが特徴だ。
さらに、アウディマトリックスLEDヘッドライトでは、対向車や先行車を検知して、相手がまぶしくないように自動的に光量を調整。なおかつ、他車がまぶしさを感じない方向には、ハイビームで照らし続けるという使い方を可能にした。
アウディは、改良新型A8のヘッドライトの予告スケッチを公開。「世界初の照明技術。自動車のライト技術に新たな1章が始まる」と説明している。