米国コロラド州で6月30日、決勝レースを迎える「第91回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」。同レースの公式ペースカーに、英国の高級SUVメーカー、ランドローバーの新型『レンジローバースポーツ』が起用されることが分かった。
これは6月28日、ランドローバーが明らかにしたもの。「新型レンジローバースポーツが、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの公式ペースカーに指名された」と発表している。
新型レンジローバー スポーツは2013年3月、ニューヨークモーターショー13でデビュー。オールアルミボディを採用し、先代比で大幅に軽量化したボディに、5.0リットルV型8気筒スーパーチャージャー(最大出力510ps)を搭載。0‐96km/h加速は5秒以下で駆け抜ける。
なお6月6日、新型レンジローバー スポーツは、パイクスピークでタイム計測を実施。市販車に手を加えていない状態の新型レンジローバー スポーツを、パイクスピークで3度勝利した経験を持つPaul Dallenbach選手がドライブ。その結果、全長約20kmのコースを、12分35秒61のタイムで駆け上がった。
平均車速は、95.23 km/h。パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの主催団体は、新型レンジローバー スポーツの12分35秒61のタイムを、市販SUVの最速記録と認定している。