日本市場でも、かつて販売されていたGMのシボレーブランドのSUV、『トレイルブレイザー』。同車とその兄弟車が、米国でリコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは6月13日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。2006-2007年モデルのトレイルブレイザーとその兄弟車の合計5車種について、リコールの届け出を受けたと公表している。
今回のリコールは、運転席側ドアの電気系統モジュールの不具合によるもの。パワーウィンドウ&ドアロックが作動不良を起こし、その結果、過熱して内部が溶け、発煙や発火に至る恐れがあるという。
対象となるのは、2006-2007年モデルのトレイルブレイザーをはじめ、ビュイック『レインナー』、GMC『エンボイ』、サーブ『9-7X』、いすゞ『アセンダー』。5車種合せて、19万3652台がリコールに該当する。
GMは対象車の顧客と連絡を取り、販売店で運転席側ドアの電気系統モジュールの点検を実施。正常に作動すれば、モジュールに保護コーティングを実施。異常が見つかれば、システムを全交換して対応する方針。