三菱自動車の益子修社長は6月6日に都内で開いた新型『eKワゴン/eKカスタム』の発表会で「日本だけに軽自動車の技術を押し留めておく必要は全くない。是非、世界に向けて展開をしていく道を探っていきたい」との考えを明らかにした。
益子社長は「世界の自動車総需要が8000万台くらいあるのに対し、軽市場は日本特有のもので約200万台。8000万台の中での200万台、これに留めておいては、せっかくの素晴らしい車が非常にもったいないという気がまずしている」と指摘。
その上で「今後成長が大いに期待できる新興国で、こういう小さな車が通用するのかどうか、ぜひ大いなる実験をしてみたい」と述べた。
さらに「7月にアフリカ各国のディストリビューターを集めた会議をアフリカで開催する。その際に日本の軽あるいは軽の技術を最大限活用した車が市場で通用するのかどうかを是非大いに議論をしたい」と具体的な方策を披露した。