4月のVW米国新車販売、10.3%減…32か月ぶりの前年割れ

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フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは5月1日、4月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は3万3644台。前年同月比は10.3%減と、32か月ぶりに前年実績を下回った。

好調な販売が続いていた北米専用セダン、新型『パサート』が失速。同車は4月、9069台を売り上げた。前年同月比は10.2%減と、3か月連続で前年実績を割り込む。

パサートを台数で上回ったが、『ジェッタセダン』で1万1110台。しかし、前年同月比は19.2%減と、4か月連続で前年実績を下回った。2012年6月に現地発売された『ザ・ビートル』は3679台。前年同月比は78.2%増と、良好な立ち上がりを示す。

また、『ゴルフ』シリーズは、新型の発売を控えて後退。4月は2607台にとどまり、前年同月比は32.7%減と、2か月連続のマイナス。このうち、高性能モデルの「ゴルフR」は、149台を登録する。

SUV系では、『ティグアン』が2488台を売り上げ、前年同月比は6.6%増と、3か月連続で増加。『トゥアレグ』は19.5%減の578台と2か月連続減。クライスラーグループからOEM供給を受けるミニバン、『ルータン』は99.7%減の3台と、4か月連続で前年実績を下回った。

フォルクスワーゲンの2013年1-4月米国新車販売は、前年同期比0.1%減の13万1822台。フォルクスワーゲンオブアメリカのジョナサン・ブラウニング社長兼CEOは、「4月はとくにコンパクトカーと中型セダンにとって厳しい月になったが、長期的な成長戦略は維持している」とコメントしている。

《森脇稔》

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