【MotoGP 第3戦】ヤマハライダー全員がポイントを獲得

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MotoGP第3戦、ロレンソが3位表彰台
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ヤマハ発動機は、MotoGP第3戦スペインGP(5月5日決勝)で、ヤマハライダー全員がポイントを獲得したと発表した。

ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソが3位、チームメイトのV・ロッシが4位、モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・クラッチローが5位、チームメイトのB・スミスが10位でゴールした。

ロレンソは最終ラップまで2位だったが、最終コーナーでM・マルケス(ホンダ)のラインと交錯・接触した結果、3位フィニッシュだった。

ポール発進のロレンソ。ホールショットはD・ペドロサ(ホンダ)に抜かれたものの、続くコーナーでトップを奪還、3周目の順はロレンソ、ペドロサ、マルケス、ロッシ、クラッチロー。

レース序盤首位を守っていたロレンソだったが、タイヤのグリップが急激に低下し、6周目には再びペドロサに先行され2番手に。その数周後には、マルケスがロレンソのすぐ後方まで追い上げ2人のテールツーノーズがしばらく続いた。この間、トップのペドロサはリードを広げ、10周目には1.6秒差となった。ロレンソとマルケスの2番手争いは、中盤には1秒差のこう着状態となり、ロレンソが単独2番手をキープ。

上位3人の順位が安定した15周目頃、順位を挽回してきたのがクラッチロー。A・バウティスタ(ホンダ)のすぐ後方につくと、17周目にこれを交わして5番手に復帰、ロッシの後を追っていく。

また、16周目にロレンソはマルケスと1秒差をキープし後半に臨んでいた。しかし19周目に差は0.4秒まで詰まってくる。その差は終盤少しずつ詰まり、ラスト2周で約0.4秒差、最終ラップに入った時の2人の差は0.3秒。ロレンソが2位キープのまま最終コーナーに入るものの、ここでマルケスが再びチャージ。最終コーナーでインをさしたマルケスとロレンソのラインが交錯し、2台のカウルが接触した弾みで、ロレンソはアウト側に膨らみ後退して3位でのゴールとなった。

ロレンソはレース後に「今日はふたつのミスをした。ひとつ目がスタート。もうひとつは最終ラップの最終コーナーだ。マルケスはもっとずっと後ろにいると思っていたので、ディフェンシブなラインをとっていなかった。これは完全に僕のミス」とコメント。

グリッド2列目発進のロッシは、レース開始直後はロレンソ、ペドロサに続く3番手に浮上したが、直後にマルケスに先行されて4番手に。その後に懸命な追い上げを見せるも、決勝用セッティングが十分煮詰まっていなかったことから、トップ3のペースとの差が徐々に開き、4位ゴールとなった。

スミスは全27ラップのほとんどの時間帯でA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)、A・エスパルガロ(ART)、M・ピロ(ドゥカティ)らと8位争いを展開した。24ラップ目にピロをパスして10位に浮上し、さらに前を行くエスパルガロとの差を詰め、最終的に9位には届かなかったものの、初のトップ10入りを果たした。

第3戦までのランキングはトップが61ポイントのマルケス、2位が58ポイントでペトロサ、3位のロレンソは57ポイント、4位のロッシが43ポイントとなっている。

コンストラクターズでは、ホンダが66ポイントでトップ、2位のヤマハは57ポイント。

《レスポンス編集部》

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