ジェンソン・バトン(マクラーレン)は、スペインGPに向けてチームが用意するアップデートに期待をしているものの、それだけで一気に形勢が逆転できるという過度の期待は禁物だと語った。
開幕から4戦を消化した今も、バトンとセルジオ・ペレスのパフォーマンスは思わしくない。いきおいバルセロナで投入される開発パッケージへの期待感が高まるのは当然なのだが…。
「マクラーレンは、ここまでの4戦を通して劇的に前進することはできなかった。次のバルセロナでは開幕前に2度のテストを経験しているから、ベンチマーク(進歩の度合いを測る尺度)としては最適だろう」
「今度のアップグレードの効果はチームの内外でも話題になっているが、年間を通じて続ける改良のひとつのステップに過ぎないということを指摘しておきたい。もちろん効果に期待したいが、まったく役に立たなかったり、開発不十分な部分が露呈する可能性だってある。現代のF1というのはそういう世界なんだよ」
「だから僕は、来週の展開に過度の期待はしていない。もちろんゴールに向かって一歩前進できれば良いと努力は続けるけどね」